蓄電池として考えたときに、家庭用蓄電池にするのか、EV(電気自動車)にするのか迷う場合がありませんか?
EVを蓄電池代わりに使用するにはV2Hというシステムが必要になります。
家庭用蓄電池とV2Hはどのような違いがあるのかまとめました。
太陽光発電と相性の良い蓄電池
佐久地域は日照時間が長く、環境の観点などからも特に新築住宅には、太陽光パネルを搭載したお家が多くみられるように。
太陽光発電は太陽が出ている間は良いのですが、夜間は発電しないし、天気が悪い日は発電量もごく少量になってしまいます。
蓄電池を使用することで、昼間発電した電気を蓄電池に溜めて置き、夜間や雨の時に使ったり、普段は蓄電池に夜間電力をためて、電力のピークシフトをすることで、家庭での電気代を抑えることもできますね。
家庭用蓄電池の代わりに電気自動車をつなぐ
定置型の蓄電池を設置するかわりに、電気自動車のバッテリーを家につないで使うという発想がV2H。
家庭用蓄電池よりも電気自動車の方が電池容量が大きいというメリットもあります。
家庭用蓄電池が5~7kWhに対して、EVでは10.5kWhから40kWh の大容量となり、停電が起こった際にはV2Hのほうが長時間電気を使うことができます。
普段もクルマとして使用できるため、通勤や買い物に使っていて自宅に帰ってきたときに家と接続するので非常に効率的ですよね。
まとめ
家庭用蓄電池は容量が小さいため、太陽光発電と併用することで、電気を自給自足して電気代を節約しながら、非常時に備えることもできます。
電気自動車は家庭用蓄電池よりも容量が大きく、非常時にも十分に活用できる電源を探している場合検討する価値があります。
どちらを選ぶのかは家庭ごとのライフスタイルによって異なり、
・太陽光発電と併用、売電や電気代の節約を中心に使うなら導入コストが比較的安い蓄電池。
・蓄電はあくまで万が一の備えという考え方なら、車としても使える電気自動車。
蓄電池を導入する場合、初期費用も確かに必要ですが、実際の使い勝手も同じくらい大切ですよね。
長年使用するものなので、ライフスタイルに合った製品を選ぶようにしたいですね。