前回、<家庭用蓄電池と電気自動車の違いや価格>についてご紹介しました。
今回は、V2Hのメーカーをご紹介します。
V2Hとは
電気自動車のバッテリーから電力を取り出して、分電盤を通じて家庭の電力として使える仕組みのこと。
「Vehicle to Home」の略です。
V2Hのメーカー
V2Hを取扱っているメーカーは2020年6月時点で確認できたのが4社。
ニチコン
世界初のV2Hシステムを開発したパイオニア的存在。
低価格タイプの398,000円~とプレミアムの798,000円(税別)
三菱電機
目的に合わせて自動運転モードが2種類選べる
リモコン操作ができたり、状況応じて4つの手動運転モードを使い分けることができます。
本体標準価格1,690,000円と1,790,000円(税別)
ダブル発電になる売電最大モデルのタイプMと、ダブル発電にならない余剰売電モデルのタイプY
東光高岳
SmanecoV2Hのメーカーで系統非連系型V2Hになります。
電力系統から電気と電気自動車からの電気を切り替えて使用する方式。
デンソー
デンソー製のHEMSと連携することで電気の使うと貯めるを賢くマネジメント。
天気予報連携で太陽光の余剰電力を有効活用できます。
HEMS(ヘムス)とは「Home Energy management System」の略で家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム。
まとめ
V2Hには系統連系と非・系統連系があります。
系統連系を扱っているのが、ニチコンと三菱電機。
また価格も上記の2メーカーは希望小売価格があるので、予算の目安にもなります。
一方、東光高岳とデンソーはオープン価格となっているため価格が未確認です。
EV(電気自動車)を走る蓄電池として扱うV2Hの仕組みは、上手に使えば停電時の保険以外にも光熱費の大幅な節約にもつながりますね。