電気自動車(EV)を新車で購入するには、まだ高価格で躊躇してしまう。
そういった場合には、中古車を探すのも選択の一つですね。
EVの中古自動車にはメリット・デメリットがそれぞれありますが、注意して購入すれば新車で購入するよりも満足度が上がる場合があるのではないでしょうか?
今回は、V2Hが利用でき蓄電容量も多い『日産リーフ』についてまとめました。
EV車の中古相場が安い理由
・中古車としての歴史が浅い
・新車購入時に高額の補助金が出る
それより安くしないとうまみがなくなってしまう
・初代の初期モデルが市場に大量に出てきた
旧型リーフは6年の保有義務があり、現在は補助金を利用すると3年または4年の保有
そのため、2010年12月の初期モデルが2016年12月に一気に出てきた
日産リーフのモデルヒストリー
2010年12月デビュー、24kWhのリチウムイオン電池搭載、JC08モードの航続可能距離は200km
2012年11月マイナーチェンジ、EVシステム全体をサイズダウンして重量軽減を達成、さらに新設計のモーターの採用や省電力化を推し進めた結果、航続可能距離は228kmへアップ
2015年11月マイナーチェンジ、従来の24kWhバッテリーに加え、30kWhに。
JC08モードの航続可能距離は280kmへ、エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)や車線逸脱警報などの安全装置も標準装備された。
2017年9月フルモデルチェンジが行われ2代目が登場。バッテリー容量が40kWhとなったことでJC08モードの航続可能距離は、400kmと大幅にアップ
セグ欠けに注意
エンジン搭載の車は100年以上の歴史があるのに対し、EVが日々使われるようになったのは10年ほど前。
そのため、EVならではの特性に馴染みがない場合がありますよね。
エンジンと比べてバッテリーの劣化は目に見えて速いといわれています。
バッテリーの劣化は航続距離の短縮になります。
リーフはメーター横にバッテリー容量のメモリが刻まれており、バッテリーが劣化するとこのメモリが少しずつ減っていく。
一般的にセグ欠けといわれる現象。
中古車を購入する際は、フル充電時のセグ欠けがどのくらいなのかをしっかり確認しましょう。
セグ欠けは安くても避けた方が良いですね。
バッテリー保証
日産では新車登録から最大9年までの「バッテリー保証」を用意。
有償にはなりますが、容量計が7セグメント以下になった場合対応してくれる。
保証メニューに加入していなくても、バッテリーそのものを交換することもでき、費用はおよを60万円程度になるので、覚えておくと良いですね。
まとめ
新車で購入されたEVは補助金を使用して購入した場合、保有義務が生じる。
そうすると、2017年9月のフルモデルチェンジが中古市場に出回るのは早くて2020年9月ごろになるのでこれからでしょうか。
中古車を購入するタイミングや予算、バッテリー容量なども考慮して最適な一台が見つかるといいですね。